お前らは今の色々なコンテンツでとにかくオタク要素がないと売れない現状を「良い時代になった」と思う？

アニメ映画しか売れない、小説は表紙がアニメっぽい絵が増えた、駅の構内にはスマホゲーの萌えキャラの看板
これはオタク文化へと寛容になったと良い方に捉えてる？

　「私、〇〇オタクです」と、さらりと自己紹介する人が増えてきた。「オタク」の自称には、その〇〇に対する深い愛情と知識のプライドがにじむ。
　若い世代にはピンとこないかもしれないが、オタク受難の時代は長く続いた。最近、単行本の2巻目が出た漫画『古（いにしえ）オタクの恋わずらい』が、1990年代半ばの空気感をつぶさに伝えてくれる。
　アニメと漫画が大好きな女子高校生の主人公は「オタクはキモイ」といじめられた過去を持つ。かつて偏見と軽視の風潮が一部にあったのだ。なので転校先では本当の自分をひた隠しにするが…。
　ついポロッと出てしまうアニメのせりふ。仲間とひそかに打ち込む同人活動。ユーモラスな絵柄とギャグで抱腹絶倒の恋愛コメディーだが、好きなものを好きと公言できない10代の葛藤は切ない。
　著者は宮城県山元町出身のニコ・ニコルソンさん。自身の「青春黒歴史」も織り交ぜたそう。40代になった主人公は「オタクがここまで市民権を得るなんて」と腹立たしいやらうれしいやら。先達の歩みに、やっと時代が追い付いたのだろう。
https://nordot.app/900609679725789184?c=768367547562557440