
12月20日に初めて首脳級で開催された「中央アジア+日本」対話(CA+JAD、カジャッド)・首脳会合に先立ち、12月12日(現地時間同日)、キルギス共和国の首都ビシュケクにおいて、平野隆一駐キルギス共和国日本国特命全権大使と、アルマズ・バケタエフ・キルギス共和国財務大臣(H.E. Mr. Almaz BAKETAEV, Minister of Finance of the Kyrgyz Republic)との間で、キルギスに対する計4件の無償資金協力(合計68.45億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。対象案件の概要は、それぞれ以下のとおりです。
「電力システム運用・保守能力強化のための研修施設整備計画」(供与限度額15億3,500万円)
今後、キルギスにおいて、伝統的な水力に加え太陽光等の変動性再生可能エネルギーの大規模な導入が想定されることに鑑み、水力以外の電力系統を安定的に運用できる人材育成が喫緊の課題となっています。こうした状況を踏まえ、既存の国家送配電公社の訓練センターに、日本製機材を用いて電力系統に関するゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)訓練棟を新設し、訓練用シミュレーター及び太陽光発電設備の運用・保守に向けた訓練用の模擬設備を導入することにより、電力流通設備の運転・保守技術者の能力強化及び再エネ・省エネの啓発を図るものです。
「カスピ海ルートとの連結性向上のためのビシュケクーオシュ道路ナリン川橋梁架け替え計画」(供与限度額31億9,000万円)
キルギスの南部と北部の主要都市をつなぐ国際幹線道路であるビシュケクーオシュ道路上で、ジャララバード州に位置しているナリン橋を架け替えることにより、同道路のボトルネックの解消、運輸・交通の円滑化と活性化、国際貿易や社会・経済の発展、ならびに国際物流回廊であるカスピ海ルートとの連結性の向上を通じた中央アジア最奥部の物流ネットワーク強化に資するものです。本協力は、「カスピ海ルートの円滑化支援を含むコネクティビティ強化」の一部として位置づけられる案件です。
「南部地域における中核病院医療機材整備計画」(供与限度額18億100万円)
キルギスでは非感染性疾患(NCDs)が全死因の約8割となっており、NCDsの死亡率を低減させることが課題となっているところ、本協力はキルギス南部3州(オシュ州、ジャララバード州及びバトケン州)をカバーする公的医療サービス提供の拠点となるオシュ市の中核病院において、循環器疾患及びがんの診断・治療のための医療機器(主に日本製)の整備を行うことにより、非感染症疾患に対する診断・治療体制の強化を図り、もって保健医療サービスの質の向上を通じた、同国における社会サービスの向上に寄与するものです。
「経済社会開発計画(産業人材育成機材)」(供与額3億1,900万円)
キルギスは、独立後30年以上を経て、旧ソビエト連邦時代からの産業人材が引退していく中で、その人材の需給ギャップを埋めることができず、産業人材育成は喫緊の課題となっており、近年は同国の産業多角化に必要な高度人材の育成やビジネスインキュベーション支援等のニーズが更に高まっています。この協力は、日本製のICT教材及び理化学系機材を供与することにより、同国の産業人材育成環境の改善を図り、もって同国の経済社会開発に寄与するものです。 Access Deniedwww.mofa.go.jp
安倍晋三の外交だぞ
だって自民党だぜ!?
売国奴じゃん


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