福井の80代カップル、石川県白山市を紅葉ドライブ中、駐車場に停める際、誤って20メートル崖下に転落！夫婦ともに亡くなってしまう

8日午後1時50分ごろ、白山市と岐阜県白川村を結ぶ自動車専用観光道路「白山白川郷ホワイトロード」沿いの蛇谷（じゃだに）園地駐車場で、乗用車が木製の柵を突き破って約20メートル崖下に転落した。白山署によると、乗っていた80代の夫婦が心肺停止の状態で救助され、富山県の防災ヘリコプターが病院に搬送したが、約2時間後に死亡が確認された。

【写真】転落した乗用車（白山林道石川管理事務所提供）

署によると、死亡したのは運転席にいた福井県越前町小曽原、無職山内満幸さん（87）と助手席にいた妻昭子さん（81）で、いずれも死因は外傷性ショックだった。車が駐車場に入った後、前方に急加速して柵を突き破ったとの目撃情報があり、署は事故の詳しい状況を調べている。

ホワイトロードでは、前身の白山スーパー林道だった1997年にダンプカーが転落して運転手1人が死亡した事故が発生。2012年には1人が重体、3人が重軽傷を負う車の転落事故があった。

●紅葉シーズン　通行数今年最多1141台

ホワイトロードの有料区間は10日までが開通期間で、白山林道石川管理事務所によると、8日は終日、紅葉を楽しむ人でにぎわい、通行台数は1141台で今年1番の多さだった。

転落事故のあった駐車場には消防や警察車両が駆け付け、通行客が心配そうに救助作業を見守った。

金沢市の50代の会社役員男性は「あすが雨の予報なので紅葉狩りは『きょうが最適』と多くの人が訪れていた。消防隊員が心肺蘇生の措置をしていて、緊迫感があった」と話した。滋賀県から訪れたタクシー運転手男性（68）は「何かあったと思ったが、まさか転落とは。運転に気を付けたい」と語った。

石川県消防防災ヘリは点検中のため、代わりに富山県の防災ヘリが出動した。

★白山白川郷ホワイトロード　白山市と岐阜県白川村を結ぶ全長33・3キロ。有料区間は石川県側が中宮料金所-県境14・1キロ、岐阜県側が県境―馬狩（まがり）料金所間10・4キロ。白山国立公園内の標高600～1450メートルを走り、高山植物の観賞や新緑、紅葉を楽しみながらのドライブ、三方岩岳のトレッキングなどが人気を集める。

ホワイトロードで車転落、80代夫婦死亡　２０㍍崖下へ　駐車場の柵突き破る、急加速か　（北國新聞社） - Yahoo!ニュース

8日午後1時50分ごろ、白山市と岐阜県白川村を結ぶ自動車専用観光道路「白山白川郷ホワイトロード」沿いの蛇谷（じゃだに）園地駐車場で、乗用車が木製の柵を突き破って約20メートル崖下に転落した。白山署

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