｢公立幼稚園｣の数が急減 全国4,300園あったのが7年で1,400園も閉園に 誰も入園したがらないため

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閉園相次ぐ 公立幼稚園 失われ行く“みんなの学びの場”
2024年8月27日 12時20分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240827/k10014559571000.html

料金が比較的安く、入園に特別な条件がない、公立幼稚園の閉園が全国で相次いでいるのです。
その数は7年間で1400園以上。

全国4300あった園のうち、すでに3割がなくなっていて、子どもたちの居場所を奪いかねない事態となっています。

幼稚園には主に、学校法人などが運営する「私立幼稚園」と自治体が運営する「公立幼稚園」があります。

私立は特色のある教育カリキュラムで園児を集める一方、公立は入園に特別な条件がなく、料金も比較的安いことから、病気や障害のある子どもたちの受け皿になってきました。

◆公立幼稚園は“私立の補完”とする葛飾区

葛飾区にはもともと公立幼稚園はありませんでした。

しかし、1970年代の第2次ベビーブームで私立幼稚園だけでは子供を受け入れきれなくなり、区は“私立の補完”を目的に、5つの公立幼稚園を整備しました。

ところが近年、共働き世帯が増加し保育所などに子どもを預ける人が増えたことや、幼児教育や保育の無償化で私立幼稚園を選ぶ人が増えたことで、公立幼稚園への入園希望者は減少。

区は規模の縮小を進めていきました。

2025年度からは区内に32ある幼稚園のうち、公立は1つのみとなります。

◆人口が急増するあの街でも…

公立幼稚園を全廃しようとする自治体もあります。

「母になるなら、流山市」「父になるなら、流山市」。
このキャッチフレーズで知られる千葉県流山市は、子育て世代の流入により人口増加率が6年連続（2016～2021年）で全国トップになり、人口はこの10年間で16万人から21万人になっています。

しかし去年、市は市内唯一の公立幼稚園である、流山市幼児教育支援センター附属幼稚園を2025年度いっぱいで閉園する方針を打ち出しました。

流山市では、子育て世代のニーズに応えるため、この13年間で保育所の数を約100園増やしてきました。

一方、公立幼稚園の在園児数は減少の一途をたどり、2024年度は定員60人に対して19人となっています。
市の教育委員会は閉園の理由を「園児の数が定員を大幅に下回っていることや、運営費が年々増加していること」などとしています。

じゃあ別によくない？困ってる奴いないんでしょ？
サムネの通いたいとは何か