父親「息子に絵の才能があれば、可哀想な人生を歩まずに済んだ・・・」

43歳の長男殺害、 元農水次官の公判で語ったこと

「もう少し息子に才能があれば、アニメの世界に進めたと思います……」

熊沢英一郎さんは、高校卒業後、大学を退学、別の大学に編入させたのち、再度アニメーション学院への入学。
卒業後は先述の病院会長が経営する関連施設に就職させたが退職した。
以降は一人暮らしをしながら、ヒキこもりゲームを続ける毎日を送っていたという

「やはり何か目的を持たせた方がいいと考えてコミックマーケット、いわゆるコミケに出品してはどうかと申しました。
2回出品し、わたしは息子に与えられたスペースの前で座って売り子をしました。
その後『もうこれ以上描くことがないから止めた』と……」

事件当日は朝から隣接する区立小学校で運動会が開かれていた。
「運動会の音がうるさい。ぶっ56すぞ」と言う英一郎さんを熊沢容疑者は注意。
英一郎さんが不機嫌になるのを見て、「怒りの矛先が子どもに向いてはいけない」と感じたといい、
数時間後に殺害したとされる。

限界を迎えた中での犯行。英一郎さんの体には30箇所以上もの刺し傷があった。
成人した息子を甲斐甲斐しく世話をし続けながらも、社会に適応できない長男について
「才能のなさと、精神疾患が原因である」と判断し、誰にも相談しなかった。

https://news.livedoor.com/article/detail/17592349/