彼女「連帯保証人になって」ワイ「え？」彼女「どうせ結婚して財布が1つになるんだし特」ワイ「確かに」

（数ヶ月後）（薄暗い個室、ピンクの照明）「お姉さん、指名していい？」（女がゆっくり顔を上げる）「……はい。」（外では、かつて彼氏だった男が、笑いながら別の女と腕を組んでいた）（その頃、警察署）「この男ですね、金融詐欺の主犯は。」「携帯のGPSで居場所は掴めました。ただ……」「どうした？」「使ってるの、飛ばし携帯です。本名登録なし。」「クレジット履歴や賃貸契約は？」「全部別名義、住所も転々としてて……足がつきません。」「つまり、追えないってことか。」「……はい。」（刑事がため息をつく）「せめて本名さえ分かればな……」「でも、こういうやつは最後は自滅しますよ。」（刑事がファイルを閉じる）（その頃、彼氏は高級ラウンジでシャンパンを開けていた）「やっぱ人生、知恵とタイミングだよなぁ？」（新しい女が笑う）「ねぇ、今度の投資話、聞いてよ？」（彼氏、グラスを傾ける）「……まぁ、話だけならな？」（警察は、その男の名前を知ることはなかった）