俺が失恋した話

1 : 2021/09/04(土) 21:53:25.943 ID:VW2P/I0z0
多分メシウマだから最後まで聞いてってくれ
2 : 2021/09/04(土) 21:54:36.127 ID:wBcIoB3c0
失恋は等しく凹むからな
吐き出したいなら聞こうじゃないか
3 : 2021/09/04(土) 21:55:30.141 ID:VW2P/I0z0
まずはスペック
俺 中学生。好きな子(A)がいる
A 同じく中学生。シャニマスの三峰とゼンノロ  ブロイを混ぜた感じ。かわいい。
4 : 2021/09/04(土) 21:57:17.085 ID:VW2P/I0z0
書きだめしてないから遅いかも

初めて会ったのは1度目の席替え。頭がいいということは認知しており、学級委員タイプだったので面倒なことがあったらやだな、とだけ思っていた。

5 : 2021/09/04(土) 21:57:21.071 ID:+XYvdxSLr
きっとまたお前のこと好きになってくれる子が現れるよ!
6 : 2021/09/04(土) 21:59:29.282 ID:VW2P/I0z0
スレ民があったけぇ…

しかし、タイミング意外とすぐにやってきた。趣味が合ったのである。(あるある)
好きな小説家やアニメなど、だいたいドンピシャだったので地球は小さいのかもと初めて思った。

7 : 2021/09/04(土) 22:01:46.141 ID:PUOIfXqf0
スレタイだけでご飯三杯いけた
8 : 2021/09/04(土) 22:03:09.537 ID:VW2P/I0z0
ほどなくして、彼女との共通の友達が2人できた。いつも通り4人で話していると、いきなりその1人が爆弾を放ってくる。
9 : 2021/09/04(土) 22:04:49.518 ID:GuS912RRp
>>1
とーきはーきまーぐれーよぞらにーうかーぶせいーざはー
10 : 2021/09/04(土) 22:05:35.980 ID:SO5JjfRX0
ほうほう
11 : 2021/09/04(土) 22:07:43.657 ID:VW2P/I0z0
友1 「Aさ~最近俺くん俺くん言ってるけ     どもしかして俺くんのこと好きなの~?」

俺  「!?」

Aは少し経った後、無言で逃げ出してしまった。
びっくりした。友人1が追いかけて話を聞いているところまで見て、状況を分析する。
友達2はにやけながらこっちを見ていた。
俺は照れているのを必死で隠しながら知らないふりをした。かくいう俺もその頃はAが好きになっていたのだ。

12 : 2021/09/04(土) 22:10:00.973 ID:VW2P/I0z0
この時からやけに2人は馴れ馴れしくなった。ダブルデートとかいう単語を放ってきたりである。陰キャコミュ障の俺はクソドキドキしていた。
しかし、この恋路には問題があった。
13 : 2021/09/04(土) 22:12:03.092 ID:VW2P/I0z0
吹奏楽部というものを知っているだろうか。
月曜から土曜までの拘束が約束されており、日曜日に休むのがやっとなある種ブラック企業を体現したかのような部活である。俺とAは共に所属してしまっていた。そして、その部活は噂話がすぐに広がることで有名なのだ。
15 : 2021/09/04(土) 22:15:10.942 ID:SO5JjfRX0
>>13
なんかやな予感すっぞ
14 : 2021/09/04(土) 22:14:46.797
バタフライエフェクトという映画は良い映画だわ

過去に戻って人生を何度もやり直せる能力がある主人公が彼女と幸せになろうと何度も過去に戻ってやり直しても幸せになれず結局最初から出会わなかった事にすればお互い幸せになれると分かり最初に出会った小学時代に戻り彼女を突き放して別れるという悲しいオチなんだが
好きな人と結婚しても必ず幸せになるとは限らないという人生教訓みたいな映画

16 : 2021/09/04(土) 22:15:13.879 ID:VW2P/I0z0
そして日曜日はAの塾があった。勤勉な彼女にとっては当たり前なのかもしれないが。つまり、遊ぶことができない。基本学校でしか会う方法がないのだ。友人2人がいくら気を利かせてもこの壁を破壊することはできないのだ。
17 : 2021/09/04(土) 22:15:22.275 ID:FfdputlGr
とにかくセックス
18 : 2021/09/04(土) 22:18:10.845 ID:VW2P/I0z0
このことに気づいて俺はAとよく話すようにしていた。クラスメイトに関係を疑われたけどシラを切った。この恋は気づかれては行けないのだ。俺はスネークの気分だった。
19 : 2021/09/04(土) 22:20:52.950 ID:VW2P/I0z0
そんなこんなで1学期が終わり、学校は夏休みに入ろうとしていた。夏には吹奏楽のコンクールがある。彼女はとても真面目に取り組んでいたので、当然メンバーに選ばれる。俺は選ばれなかったので、スケジュールがまたもや合わない。
1番可能性があった夏休みもまた、部活の魔の手からは逃れられなかった。
20 : 2021/09/04(土) 22:24:18.569 ID:VW2P/I0z0
2学期の中で一番大きなイベントと聞いて何を思い浮かべるだろうか。そう、文化祭である。俺の学校は全学年で合唱コンクールをやるといういかにも中学校な内容だった。そして、合唱コンクールといえば、伴奏者と指揮者である。
21 : 2021/09/04(土) 22:28:09.413 ID:VW2P/I0z0
そのクラスにはピアノを弾ける人が2人いた。俺と、もう1人の女子だ。適当になんか弾いてくださいと言われて、やりたくなかった俺は練習曲を弾き、ピアノ係はもう1人の方に移った。
その後、指揮者も別の人に決まり、円満に終わるかと思ったが、そうはいかなかった。
22 : 2021/09/04(土) 22:30:00.868 ID:VW2P/I0z0
指揮者が突然辞退したのである。そして委託先は俺となった。理由はピアノが弾けるからだそう。俺はめちゃくちゃ焦った。文化祭の実行委員にはAがいる。失敗は許されないのだ。
23 : 2021/09/04(土) 22:30:19.931 ID:PUOIfXqf0
更新は遅いけど内容には期待
24 : 2021/09/04(土) 22:30:26.965 ID:A2ZdSsazr
ガイア氏ね
25 : 2021/09/04(土) 22:30:39.198 ID:NdkJQkWJr
悪い子としたなって罪悪感があるのでそれなりに辛くはある
26 : 2021/09/04(土) 22:32:09.050 ID:VW2P/I0z0
合唱コンあるあるのみんなで力を合わせて練習する~のような展開にはならず、男子は俺と友人しかやる気がなかった。もちろん本番は大失敗。俺もプレッシャーから良い指揮ができなかった。もちろん練習不足もあっただろうが。
27 : 2021/09/04(土) 22:32:16.955 ID:SO5JjfRX0
よんでっぞ
28 : 2021/09/04(土) 22:33:57.587 ID:sX3i2RLB0
終わりまで見守る
29 : 2021/09/04(土) 22:34:27.950 ID:PUOIfXqf0
たまったら一気に読むわ
30 : 2021/09/04(土) 22:34:40.554 ID:VW2P/I0z0
反応あって嬉しみ。

本番が全て終わった頃、彼女は俺には仕掛けてくれた。内容はあまり落ちぶれないで、との事。天使とは正に彼女のことを表しているのかもしれない。かといって俺はホーリーナイトにはならなかったが。そんな感じで合唱コンは終わりを迎えた。

31 : 2021/09/04(土) 22:35:03.892 ID:oflVW4nJr
代わりに俺が
32 : 2021/09/04(土) 22:36:34.669 ID:VW2P/I0z0
三学期が始まった。しかし、三学期に行事は全くなく、学校でしか接触を許されなかった俺にはいつも通りの日常しか残らなかった。それでも彼女はかわいかったのでよしとする。
33 : 2021/09/04(土) 22:39:23.750 ID:VW2P/I0z0
そして進級である。クラス替えが行われ、友人2人とAを失った。俺は撃沈した。これによって、Aとの接点は部活だけになった。今までの敵が味方になる瞬間であった。
34 : 2021/09/04(土) 22:43:02.120 ID:VW2P/I0z0
唯一の頼みの綱となった部活だったが、2年生になったこともあってお互い後輩ができた。後輩の指導はとても時間がかかる。それに、一学期は部活のイベントがない分、コンクールの練習に置き換えられた。俺は今回初めてコンクールのメンバーになり、激闘の日々を送っていた。
35 : 2021/09/04(土) 22:46:10.416 ID:VW2P/I0z0
他のことに割いている暇なんてなかった。自慢じゃないが俺はド下手だったので、迷惑をかけないためにと一生懸命に頑張った。それが地獄の始まりだとも知らずに…
36 : 2021/09/04(土) 22:46:16.978 ID:70Wwmzqur
小説読めよ
37 : 2021/09/04(土) 22:49:28.735 ID:VW2P/I0z0
おれは頑張った。しかし、そのせいで無事メンタルブレイクした。そう、病んだのである。この世に絶望した。何かを見るたび死と結びつけた。そんな俺には助けが必要だった。友人でも、Aでも。でもクラス替えのせいでもういない。Aもまた忙しそうだ。俺の周りには崖しかなかった。
38 : 2021/09/04(土) 22:53:21.670 ID:VW2P/I0z0
文才なくてすまんな

コンクールではいちばん良い賞をとれたものの、味方がいなくなった俺には虚無感しか残らなかった。この頃から目が死んできていたと思う。景色に色がつかなくなってきた。いや、色はあるんだけどなんとなく灰色っぽく見えるんだ。カラーフィルターみたいに。でも学校では楽しそうに見えるように生活した。バレバレだったと思うけど。

39 : 2021/09/04(土) 22:56:41.147 ID:VW2P/I0z0
中学は2年生がいちばん楽しいと世間では言われてるらしいが、俺はその時の記憶がほとんどない。メンタルをぶっ壊すと授業も頭に入らないしその日食べたものも思い出せないんだ。この頃には大好きだったゲームもできなくなった。唯一食指がうごいたのはノベルゲームだ。寝転がっていてもできるから。ever17とかやった。部活の日はいつも体調が悪かった。
40 : 2021/09/04(土) 23:00:00.499 ID:VW2P/I0z0
そして3年に進級する。もちろんクラスは別々。進級してもメンタルは治らなかった。むしろひどくなっていった。受験生ならではの謎のプレッシャーが相乗して俺を痛めつけているのだ。もちろん受験期なのでAとは話せなくなった。つまらないやつだと思われたのか、友人は俺から離れていった。
41 : 2021/09/04(土) 23:02:32.978 ID:VW2P/I0z0
授業もろくに受けられない。家に帰ったら寝るだけ。シャワーを浴びる気も起きない俺にも一つだけ心残りがあった。Aのことである。俺はAについてずっと考えた。その結果、俺は恋を諦めた。
42 : 2021/09/04(土) 23:02:40.031 ID:GF1W+8qfr
男か?
43 : 2021/09/04(土) 23:03:22.415 ID:Ng+XaMcm0
かんべんしろよ
44 : 2021/09/04(土) 23:03:28.636 ID:nBej8gfgr
失恋ソングって一番作るの簡単そうだし勝手に共感して感動してくれそう
45 : 2021/09/04(土) 23:06:54.340 ID:VW2P/I0z0
何もできない俺にはAを幸せにすることなんてできないからだ。そんなことはずっと前からわかっている。だから俺にできることは応援しかなかった。もちろんAに直接言うことはなく、心の中で応援していた。成績のいい彼女は上位高へ進学する。Aからは何も聞いていないけど、これだけは分かっていたから。いないはずの神様にどうかAを合格させてやってくださいって祈った。自分はあれだけ裏切られたのに。
46 : 2021/09/04(土) 23:07:01.901 ID:kj2hE2cDr
カラオケ
47 : 2021/09/04(土) 23:09:34.569 ID:VW2P/I0z0
勉強できる状態じゃなかったので俺は適当な私立を推薦で受け、すぐに部活に復帰した。Aがいない部活は本当に行く意味がなかった。ほどなくしてAは帰ってきた。笑顔だったのを覚えている。合格したらしい。あとは卒業するだけだ。
48 : 2021/09/04(土) 23:10:46.924 ID:4gvSqR1n0
( ^ω^ )飯がssm
49 : 2021/09/04(土) 23:10:54.957 ID:fNS1/lZmr
手首をカミソリで切ると痛いけどスッキリするよ
50 : 2021/09/04(土) 23:11:45.226 ID:VW2P/I0z0
卒業式も無事に終わり、部活の最大イベントである定期演奏会も終わった。終わった後にAと話そうと思ったけど、やめた。未練が残りそうで怖かったから。結局これで中学校生活は終わった。

一応まだ続く。

51 : 2021/09/04(土) 23:12:16.407 ID:4gvSqR1n0
こっから受験会場で出会った男の子との展開が始まるんだよね
52 : 2021/09/04(土) 23:15:41.514 ID:VW2P/I0z0
リスカ系は怖かったからやんなかった。臆病だからw

高校に入って本格的にみんなと離れ離れになり、ひとり駅で電車を待っていると、そこに現れた見覚えのある影。Aだった。彼女は笑顔で挨拶をしてくれた。俺もおはようと返す。程なくして、俺は自転車通学を決めた。恋を諦めたとはいえ俺はまだAが好きだった。このままだと彼女に害を与えかねないから。

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