イスラエル人が日本の子供達に講演「戦闘機パイロットなろうと思った人？いないよね。でもイス男児の夢は戦闘機パイロットになる事です

「3歳からシリア人を人間と思ったことはない」イスラエル出身の男性　日本のキッチンカーで「てきのくにのひと」に出会い変わったこと　絵本に込めた思い（RKB毎日放送）
https://news.yahoo.co.jp/articles/867fd35890eb0694666a083d9f49712b915df1a0

（前略

地元の高校を卒業後、徴兵で空軍に所属したダニーさん。
それは、幼い頃から「周りの国は敵だ」と教わるイスラエルではごく自然な流れでした。

ダニー・ネフセタイさん（68）
「3歳からシリア人は人間と思ったことはない。敵としか思っていない。国を守るのは何より大切で、場合によっては人を56すことも悲しいけど仕方がないと簡単に開き直れます」

徴兵は3年間。
厳しい訓練を終えたダニーさんは、旅行で初めて訪れた日本で人生を変える出来事に遭遇します。

ダニー・ネフセタイさん（68）
「日本に来て代々木公園に行くといろんなイベントにキッチンカーが来るの、中をのぞくと」

絵本より
『よくみると、やたいではたらいている人は「てき」だ、とおしえられているくにのひとでした』
『ゆうきをだしてこえをかけてみるとすぐにともだちになれました』

この時、幼い頃から「敵」と教え込まれてきた人々が、自分と同じようにごく普通に日常を生きる人間だったと初めて気がついたのです。

ダニー・ネフセタイさん（68）
「はじめこわい。シリア人なのに隣の人とニコニコしながら喋ってる。全然敵でもなんでもない。私と一つも変わらないというのは本当にすごくショックですごい気づきだった。誰によって敵という概念は作られるのかと大発見だった」

絵本より『あそこには敵がいる』

絵本より『ほんとうに?』

敵という概念は、人によって作り上げられたものにすぎないと、日本での暮らしの中で気づいたダニーさん、

その気づきを、イスラエル人の目線で伝え続けています。

ダニー・ネフセタイさん（68）
「戦闘機のパイロットなろうと思った人～?
普通思わないでしょ?ところがイスラエルは普通思う。イスラエルのすべての男の子の夢はいつか戦闘機のパイロットになることです。それ以上の憧れの仕事、名誉な仕事はありません。
私は落ちた時に泣いたけど、日本に来てから『そっか、私は戦闘機のパイロットならなかったから人殺してません。なんてラッキーな運命だった』と、日本に来て気づきました」

（後略