アメリカ、2025年上半期のGDP成長率の92%がAIデータセンターによるもので、それ抜いたら0.1%になることが判明

https://fortune.com/2025/10/07/data-centers-gdp-growth-zero-first-half-2025-jason-furman-harvard-economist/

ハーバード大学の経済学者ジェイソン・ファーマン氏によると、
2025年上半期の米国GDP成長率は、ほぼすべてデータセンターと情報処理技術への投資によって牽引されたという。
ファーマン氏は9月27日付のX.comへの投稿で、これらの技術関連分野を除いた場合のGDP成長率は年率わずか0.1%と試算した。これはほぼ停滞状態であり、マクロ経済の結果を形作る上でハイテクインフラがますます重要な役割を果たしていることを浮き彫りにしている。

ファーマン氏の調査結果はオンラインで共有され、フィナンシャル・タイムズ紙のアンヘッジドのロバート・アームストロング氏（「TACOトレード」という用語を考案したライターでもある）
をはじめとする金融アナリストからも反響を呼んでいる。
これは、データセンター・インフラの急激な増加に関する数ヶ月にわたる観察を反映したものである。
8月、ルネサンス・マクロ・リサーチは、2025年までにAIデータセンターの建設がGDP成長に寄与するドル換算額が、史上初めて米国の消費者支出を上回ると推定した。
消費者支出がGDPの3分の2を占めることを考えると、これは驚くべきことだ。

ファーマン氏が指摘するように、厳密に言えば、情報処理機器とソフトウェアへの投資は2025年上半期の米国GDPのわずか4%に過ぎないにもかかわらず、
同期間におけるGDP成長率の92%を占めている。ファーマン氏は、こうした設備投資がなければ米国経済がほぼ全く成長しなかった可能性は低いと付け加え、

「AIブームがなければ、おそらく金利と電気料金が低下し、他のセクターでいくらかの成長が見られただろう。
非常に大まかに言えば、AIブームによる成果の半分程度に相当するかもしれない」と推察する。
しかし、それでもなお、その規模は大きい。