ちょい短めの小説書いたんだけど誰か読んでください

1 : 2021/11/06(土) 03:40:59.396 ID:Nb007p0V0
奇跡は静かだ──。黙って僕らの目の前にやってくる。
2 : 2021/11/06(土) 03:41:23.917 ID:Nb007p0V0
「佐々木君?」ゆっくりと耳に入ってきた音が徐々に言葉に変わる。ハッとして顔を上げる。そこには渡部さんが不思議そうな顔で立っていた。急な外界へのアプローチに脳みそを切り替える。「どうしたの、渡部さん」少し上擦った声を調整する。
3 : 2021/11/06(土) 03:41:51.040 ID:Nb007p0V0
「いや少し聞きたいことがあってね!」愛嬌のある話し方でこちらの顔をのぞき込みながら言う。「数学の大門4のとこの最後の問題なんだけど3(4x-1)(x_1)で合ってる…?」こちらの顔を恐る恐る確認していた渡部さんはどうやら答えが正しかったことに自信を持ったようで、後半になるにつれて声の調子が上がって言った。
4 : 2021/11/06(土) 03:42:04.701 ID:e4mjN4g40
なろうとかに書いてあるんじゃなくてここに書いてくのか
5 : 2021/11/06(土) 03:42:12.622 ID:2XVHcXNi0
多目的トイレ
6 : 2021/11/06(土) 03:42:25.226 ID:Nb007p0V0
「うん、僕もその回答になったよ」今度は声色を調整した。「ありがとう!」そういうと渡部さんはエサを貰ったリスのように口角を上げて僕の席から離れた。中学からの同級生だった僕らは少しだけ仲が良い。同じ中学からこの学校へ来たのも僕と渡部さんだけという要因もあるだろう。
7 : 2021/11/06(土) 03:42:50.493 ID:Nb007p0V0
僕の学校は3年間クラスが変わらない。「今日は定期考査の最終日だったな」隣の席のやつにも聞こえない程に声に出す。みんなに巻かれるように教室を出ると、緑に生い茂った桜の葉とこれでもかと言ったくらい暖かい陽の光が徹夜明けの僕の身体に染みた。
8 : 2021/11/06(土) 03:43:19.016 ID:ZOY8Ymhrp
感動した!
9 : 2021/11/06(土) 03:43:30.938 ID:Nb007p0V0
~~~
夏祭りは今年も雨だった。特に行く予定も無かったが雨が降るなら日程を変更すれば良いのにと毎回思う。日程を変えられない大人の事情でもあるんだろう。そんなことを考えてるうちに日は落ちていた。事務所の方から新人が叱られている声が店内に響く。
10 : 2021/11/06(土) 03:43:58.500 ID:Nb007p0V0
店内には僕しかいなかったが居心地が悪くなり、僕もネズミのようにそそくさとコンビニを出た。結局傘を買わなかった僕は小雨に打たれながらカバンを傘代わりにして走る。2分くらい走ったところで服も濡れ、体力的にもしんどくなった僕は走るのをやめた。遠くの祭りの音が風でかき消されていた。
11 : 2021/11/06(土) 03:44:24.649 ID:Nb007p0V0
~~~
目を瞑れば眠れそうな時間に僕はペンを握っていた。眠気を覚ますためベランダに出て色なき風にうたれた。続きを数問解いたら寝ようと心に決めペンを握ると電子音が鳴り驚く。握っていたペンを置き、スマホを取り出すと渡部さんからのLINEが来ていた。なれない携帯の操作におぼつきながらも返事をする。
12 : 2021/11/06(土) 03:44:57.099 ID:Nb007p0V0
どうやら分からない問題があったらしい。LINEの通知音ってこんな音なんだな…。などとどうでもいいことを考えていると問題の写真が送られてきた。綺麗な字で恭しく「ココ!」と赤いペンで書かれていた。学校で教えることはあってもLINEで教えることは無かった。文字で教えるのは少し難しかったがそれから僕はLINEでも問題を教えるようになった。
13 : 2021/11/06(土) 03:45:39.523 ID:Nb007p0V0
~~~
また携帯がなった。『実は夏祭り佐々木くん誘おうと思ってたんだよね』信じられない言葉を目にして脳が思考をやめる。体感で10分経ったころ、なんとか脳が動き出した。とりあえず、返信を返した。
14 : 2021/11/06(土) 03:47:29.754 ID:Nb007p0V0
~~~
それから、僕らは別の大学へ進んだ。あの日以来渡部さんとは連絡をとっていない。あの日僕は彼女にこう告げた。『僕は医者になるのが夢なので、僕が医者になったらもう一度誘っていただけますか』自分でも堅苦しい文章になってしまったことは重々承知している。ただ、あの時は脳が混乱していたし、1度送ったものは取り消せないのだ。

「お次の方~」
「佐々木くん?」耳に入ってきたその''言葉''に僕はカルテから目の前に立っている女性へと視線を上げる。

奇跡は静かだ──。

15 : 2021/11/06(土) 03:47:40.495 ID:Nb007p0V0
~完~
16 : 2021/11/06(土) 03:48:01.939 ID:UQ3Qmxel0
長い、3行で
20 : 2021/11/06(土) 03:49:36.505 ID:Nb007p0V0
>>16
佐々木
渡部
出会う
17 : 2021/11/06(土) 03:48:20.880 ID:37B0mLnv0
長いクソガ●ジ
18 : 2021/11/06(土) 03:48:31.991 ID:iBUyw0750
面白かった!
いつの間にコンビニ入ったのかとん?となるところは結構あったけど俺こういうの好き
21 : 2021/11/06(土) 03:50:15.511 ID:Nb007p0V0
>>18
ありがとう
19 : 2021/11/06(土) 03:49:29.497 ID:0x2jruEo0
叩きたいとかじゃないけど全然ダメだと思う
比喩も下手すぎるしズレてる
無理して比喩表現なんて使おうとしないで作ってみたら?
22 : 2021/11/06(土) 03:50:46.641 ID:Nb007p0V0
>>19
比喩は見様見真似じゃダメなんだね
確かにおっしゃる通りで無理に使おうしたり
普段使わない言葉使ったりしてみた
26 : 2021/11/06(土) 03:54:56.964 ID:0x2jruEo0
>>22
センスもあるだろうけど色々沢山読み込んで引き出しと想像力を養えば上手に使えるようになってくると思います
29 : 2021/11/06(土) 03:57:24.882 ID:Nb007p0V0
>>26
ありがとう
楽しめました!
23 : 2021/11/06(土) 03:52:05.578 ID:K+H/Lo0K0
内容はいいとして修飾語や比喩が文章を冗長にしてる嫌いがある
27 : 2021/11/06(土) 03:56:24.795 ID:Nb007p0V0
>>23
俺は冗長癖あるって言われたわ
ENTPはそういう性格らしい
24 : 2021/11/06(土) 03:52:39.684 ID:SEyZcHECd
大門
大問
25 : 2021/11/06(土) 03:54:09.785 ID:OE9UX0J+0
例えが全然ピンとこなくて背伸びしてる感がキツイ
って書こうとしたらやっぱりいの一番に指摘されてたね
28 : 2021/11/06(土) 03:56:49.191 ID:Nb007p0V0
>>25
やっぱそよなー
例えってムズいわ
30 : 2021/11/06(土) 03:58:35.008 ID:iBUyw0750
冗長な文俺好きだよ
的確で品のあるリズムある表現になったらこういうのすごく気持ちよくなると思う
31 : 2021/11/06(土) 04:01:53.087 ID:S17xtJeU0
渡部さんに魅力がないのが惜しいな、佐々木君への好意が全く感じない
佐々木君なんだかんだラノベとかアニメとかにいるからまだ我慢できるけど
32 : 2021/11/06(土) 04:02:26.361 ID:UQ3Qmxel0
人物描写が薄っぺらいのでもっと書き込んだ方がいいと思う
あとコンビニの件いる?
34 : 2021/11/06(土) 04:06:37.971 ID:FBR6tKZd0
小学生のわりにはよくできてるよ
36 : 2021/11/06(土) 04:10:42.289 ID:bBnSO87Aa
多目的想像させた意味あるのか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました